Trash Humpers

Trash Humpers / 2009,78min
Dir:Harmony Korine
trash_humpers
「Make it ! Make it ! Don't fake it !」のリピート、リピート、リピート。「メイキッ、メイキッ、ドンフェイキッ。めいきっ、めいきっ、どんふぇいきっ。○△■§‖‡・・・」社会の欲望が生み出したトラッシュを姦淫する彼ら、皮膚がただれた老人のマスクを被った3人のフリークス!?、の日常の記録である。そーいうキロク!!!!!声高の笑い声、タップダンス、♪Three little devils jumped over the wall〜♪という歌、爆竹、破壊破壊破壊(特に蛍光灯を上に投げて割れるシーンが好き)それらの不規則な音がリピートxリピートのヘBローテがやがて違和感を消し去る。さてさて物語のほうもそんな"異端"な行動のデジタル=断続的な集合である。一見彼等の属性は姦淫・破壊、それに伴う物質の社会からの解放、破壊=創造、非マスクマンの潜在意識の具現がマスクマン=表裏一体なのだよ、物欲社会への警告を帯びているようにも見えるがその解釈は激安大セールであってコンドーム並みに薄ッペラい。ペラいペラい!!そんな"ペラさ"が愚かなのだとコリン星人が言っている気がする。物語の中盤あたりで彼等の行為を褒め讃える歌が登場するがこれがやけに空虚に通り過ぎる。意味付けが無意味であるように感じるのはたぶんコリン星人がかなり直感的に作ったのではないかとゆー事。そりゃ映画なんてみんな直感だぜ、莫迦ヤロウ!いや、そーいう事じゃなくて、出発点がフィクションじゃないだよ。昨今の映画はもう着想の始発駅がすでにフィクションなんだよ。とりあえず今日はここまで!!

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