Archive for 201009

禁煙成功者日記1

電子タバコを試してみました。

肺にくるインパクトはタバコ並みです。

イケル

私はやめる
ビックボーイのハンバーグを食べさせてあげるために。

瞳の奥の秘密

瞳の奥の秘密(原題:El secreto de sus ojos) / 2009(Argentina) 127min
Dir:Juan José Campanella

快作!!!フアン・ホセ・カンパネラなる監督がアメドラで修行した効果的映像演出&劇的ストーリーの技巧が見事に成熟し複雑な構造を観客に混乱させることなく届けることに成功している。VFXも素晴らしい、映像も2000年代的でセンスに溢れている。
物語は現在と過去が同時に進行していく。よく知らないが1970年代のアルゼンチンは鬱屈した時代だったらしい。閉塞された時代と物語の核をなす事件の陰鬱さ、事件解決への光明の無さが混じりあい重い空気が過去の時代を包む。しかし乾いた空気に愛という湿った空気が混ざり込んできて物語を厚くする。過去にあっても現在にあってもリカルド・ダリンが演じる主人公のベンハミンの心は曇っている。その曇り具合は時代とも重なり何とも言えない寂寥感を生み出す。主人公だけではなく主要な登場人物の心のうちも丁寧に描かれている。みんな見事に心は曇りである。それぞれが心に抱える闇は絶妙のバランスをもってそれぞれの間に存在し、今にも張り裂けそうな緊張感を互いに見つけている。その裏にあるのは人間臭いものばかりである。愛であり嫉妬であり憎悪であり虚無であり業である。
この物語が動き出すのは一つのドラマが終わりを迎えた時である。世の中の9割の映画がそこで終わるであろうポイントを通過してからこの映画は動き出す。次々と伏線を回収しながらある結末に向かう。なんてよく練られた脚本だと感心する。
愛すべき脇役の死。ラストシーンとオープニングシーンの繋がり。名画の十分条件。

[水曜日]




ハイウェイに2CV

2cvと言う車を愛してる人と話した
コレクターとは熱量であると感じる。

ドリフ


熱量と排気量がどーのこーの

GIALLO

GIALLO / 2010(JPN) 92min
Dir:Dario Argento

ダリオ・アルジェントは映画を知り過ぎている。そして完全に遊んでる。映画=おもちゃ。壮大なるコント。ツッコミ映画。ブラマヨ小杉と観に行きたい映画である。とにかくツッコミまくれ!!!!!
エイドリアン・ブロディいいよね。「戦場のピアニスト」から「ジャーロ」、どんだけだよ。

覚えていないことについて

桟橋で、と書いてこのあたりに桟橋なんかないなと思って橋と変えた
その橋で何があったかというと特に何もないのだが
私は今日そこを通った
特別派手な通り方でもなかったと思う
常人の如く普通に歩いて通ったスキップさへせず
私はごくごく常人であるから
昨日も通ったし一昨日も
少し覚えてないけれどその前の日も多分通った
通ったと書いたが渡った
渡った普通にスキップさへせずに
ニコニコしていたかもしれないし
ムスッとしていたかもしれない
俯いて日中の失言を恥じていたかもしれない
忘れた映画俳優の名前を一文字ずつ頭の中で探していたかもしれない
中学時代の青田先生は授業で自分が旅行に行った城の話ばかりするので皆に嫌われていたが
私はわりに好きだったことを思い出したかもしれない
帰宅してから作る料理を何にしようか考えスーパーに寄らねばとかその前に金を下ろさねばとか考えて面倒になってインスタントラーメンでいいや、でもやはり晩飯くらいはまともなものを食いたいなどうしようと思っていたかもしれない
昨日ここを通った時には何を考えていたっけかと考えて覚えていなかったかもしれない
覚えていない

day www

選考結果のご案内

先日はお忙しい中、、弊社の筆記試験にお越しいただき、ありがとうございま
す。
厳正な審査の結果、今回は貴殿のご希望に添いかねる結果となりました。
誠に申し訳ございません。
略式ながら、メールにて通知申し上げます。
今後のご健勝、ご活躍を心よりお祈り申し上げます。

マチエール[3 電信柱





ppikhy

生傍ら痛し

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ちゅうしゅう

シアトル系コーヒー

マチエール2 カーブミラー







リンパ

Hole,pain and me (season 4)

悪口A

だいたいにしてあの人はコミュニケーション能力がなさすぎる。
人を紹介してもああ、ああ、って目も合わせない。
口下手だからって、みんなでメシ食いに行っても何も話さないし。
いい年してエロ話に照れてはにかんで顔赤くすんのも止めてくれよ。
たまに微笑んで見せるだけ。気持ち悪い。
あの人が行きましょうって行ったところにみんなで出かけて、
人に運転させといて後部座席で一人高イビキに寝だすのには
年上だけど本当に言ってやろうと思った。
靴のサイズ小さくてキャンパス地のオールスター
足の形にもこもこしてるし。
Tシャツのサイズ小さくていつも背中の毛見えてるし。
太りたくないってゲロ吐いてカロリー調整して、
体鍛えてるのにオレより猫背だし。
手を前で交差させてウッフンとでも言いたそうなポーズいつもとってる。
内股だし。
メガネ少し曇ってるし。

サーモン



好きだと嘘をつく

心の準備



できています

Hole,pain and me (season 3)

だmd


ま。
いいです。
あの人のくちぐせのまといいですの間がむかついて
ついに先日まといいですの間をもう少し短くしたらどうかと提案した
年下のフリーターにそんな偉そうな提案をされて
少しむっとした顔をして
それはプライベートな事柄だし自分のパーソナリティを形作る重要な要素なのでできない
それに誰にも迷惑かけてないでしょ
というような意味の事を言った
わたしはいや迷惑だからいっているのです
あなたのまといいですの間は最低で
休日の朝に
晴れだしわたしの気分もすぐれてさわやかなので今日はどこにでもいける気がするが
とりあえず新宿に行ってカレーを食おうと外にでた矢先に
パステルカラーの見たこともない生きものがあらわれて
全身に使い古したねりけしのような色のどろを塗りたくられたような
そんな気分にさせられるんです
シャワーを浴びたばかりだというのに
と言おうとしたがやめて
無言で前を通る女の人の足を見ていた
カレー食いたい

発犬





見た事がない

人を探しています

Hole,pain and me (season 2)

20100907

log

piroとEffort


Effort=努力

アバウト定点観測












いつのまにか博士は


またいつものあれ
顔の吹き出物が治らず物置においてあった家に代々伝わる赤黒くてさらりとした塗り薬や
博士にもらった飲み薬も飲み始めて一週間にもなるけれど全く効果がないよ
額のところに赤と青(時々混じって紫のものも)の吹き出物ができて、頭部全体が膨らむ病気だと博士は言ったが

気分は病気になる前より全然いい
普段から目の裏が痛くてイライラしていたのも
ひどい便秘も最近は全くない
以前よりも軽快で元気だし
好きな音楽も変わってラテンみたいなのが調子いいです
ただいつも午後の深い時間になると
吹き出物からどろりとした液体が漏れ出て
とんこつラーメンみたいな臭いがするのが困る
博士は脳みそのまわりの粘膜が漏れているだけだから大丈夫と言っていたから
大丈夫なんだけど

mallse

キャタピラー

キャタピラー / 2010 84min.
Dir:Koji Wakamatsu

 劇場がすげー混んでた。もしかしたら若松映画最大のヒットになるんではないか。ただその興行的成功と作品の質は一致していない。キャタピラーはいつも通りの若松映画の域を出ていない。個人的に映画作りの姿勢・映画界での在り方など尊敬する監督であるが作品はアタリが少ない。ハッキリ言えばキャタピラーは駄作だと思う。良くも悪くも若松組の特徴であるB級技術によって、今回は原作(『芋虫』江戸川乱歩著)を殺してしまっている。それこそ原作の四肢を削ぎおとしてしまった感じだ。若松監督は前作が連合赤軍で今回が第二次世界大戦。ここ最近は過去を振り返り、時間が経過した事件・出来事に挑戦している。前作の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』は連合赤軍に新たな視点を与えている(その真偽は議論の余地があるけども)ことが素晴らしかった。ある程度の時間が経つことで事件の全体像が少しは明らかになっている中で、当時では見えなかった新しい視点を用いることで事件を再検証し再定義しようとする試みが良かった。しかし今作『キャタピラー』においては戦後60年以上が経過しているにも関わらず何一つ新しい問題提起も視点もない。負傷帰還兵、軍神、大日本帝国。この辺のテーマは勿論新しくもない。そしてそこに五体満足ではなくなった男と女を性という切り口から入って肉体的・精神的主従関係の側面で描いているんだけど、これも別に新しくないし展開もありきたりな方向に流れていく。その男と女の加害・被害の構造を戦争における加被害の同時二面性とリンクさせてんだけど、それで?って感じですよ。そこからもう3歩くらいつっこんで欲しい。もうとにかく全てが予定調和に進んでいって退屈なんだよね。途中から映画の終わり方に関して嫌な予感が止まらなかった。そして見事に一番楽な終わらせ方をしている。そして映画の最後の大締めが「反戦」である。しかも唐突に、ザックリとした、幼稚な「反戦」でこの映画は締められる。これを戦後すぐに作ってたら評価は違うけど、今は2010年だからね、正直60年も経ってるのにこんなもんしか作れないの?っていう。
 若松監督が寺島のスッピン(寺島本人からのアイデア)をもって「皮膚感」を表現するためと言い放ち、また化粧を許している昨今の映画界へ苦言を呈していたから今回はさぞかし丁寧に撮影し見事に「皮膚感」が表現できているんだと期待していたけど、そこも裏切られてもうあんまホメるとこねーやって感じ。P2HDは劇場レベルだとキツいなーって思ったし、そもそも画が繋がってねーし(カメラマンと記録さん、しっかり)、音声も寺島が叫んでるとこでワレてるとこあったし、ドリーじゃなくてズームばっかり使うし、時間経過の表現が下手だし(ディゾりかたオカシーし)、でもその辺は若松映画らしさとしてむしろ楽しまないとダメだよね