主人公は高校の熱血体育教師、二木。しかし家に帰ると一言も口を利かず、家庭は不和。
中学生になる一人息子ともここ数年飯の時間に二階から降りてくるように呼ぶくらいで、
考えてみればキャッチボールなんてしてやったこともない。
学校では煙たがられ、家では空気のように家族のパーツとしてただいるだけの存在である。
悲しいのは彼もそれを自覚していて、しかしそうすることしかできないことだ。
ある日、学校で嫌なことがあった二木は帰宅の満員電車で酔っ払い、斎藤に八つ当たりのエルボーをしてしまう。
そのエルボーがちょうどいいところに入ってしまい、斎藤は思い切り二木の顔にめがけてげろを吐いてしまう。そして、斎藤はそのまま気を失う。
あまりの臭気とべたべたとショックで、二木もパニック状態の満員電車の中、失神する。
とある駅の医務室で目を覚ました二木と斎藤は、互いの体が入れ替わってしまっていることに気付く。
オレがアイツでアイツがオレで。。。
二人は混乱したまま、互いの生活に戻ろうとするが、当然周りからは知らない人扱いされ、
しょうがなく互いの立場を入れ替えることになる。
二木の見た目をした斎藤は二木の代わりに高校へ行き、ウザがられ、斎藤の見た目をした二木は斎藤の働く
大手保険会社の総務部の隅で窓際族であった。
互いに互いの鬱憤を溜め込み、夜は新宿のボーリング場で2ゲームやって帰る、という生活。
ある日、いつものようにボーリング場で靴を借りようとしたところに、謎の美女が現われるが。。
。
語られることのない物語の予告編
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