Mikio Narita

かたかなかなひらがなかなという問題は当時からあったが、マスコミは当時の政権与党からの圧力を恐れ、それを取り上げることはなかった。       
丁度その頃、大学院で経営学を学んでいた包茎の籐吉郎は、自らの陰部に悩み、その手術費を捻出しようと毎週ロト6を買っていた。ある日、満員電車の中でしきりに舌打ちをしているサラリーマン金太郎に腹を立てた籐吉郎は、君、そのチャッ、チャッと口で鳴らすのを止め給えと言う。それに対し、サラリーマン金太郎は、電車の中で何を騒いでいるのか全く、といった態度で、先程までの自らの悪態を棚に上げ、オトナの男(R25)を演じた。そして、十秒後新橋で降りていったサラリーマン金太郎に対し、高田馬場まで行かねばならなかった籐吉郎のほうが、より気まずかったのは言うまでもなく、時代の病巣による不条理の、代表的な例として、サラリーマン金太郎は漫画、テレビドラマにまでなった。 
             
籐吉郎(包茎である)とサラリーマン(外資系)。その後二人は全く同じ体脂肪率になるのだが、それはまた、別の、はなし。

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